2010年8月6日、非核世界平和連帯都市フュルト市に於ける広島長崎原爆慰霊平和祈念式

1986年から毎年夏に広島長崎原爆慰霊平和祈念式を行っているフュルトでは、25年来ず
っと
86日はいつも晴れか曇りで、平和連帯都市加盟記念に加藤邦彦が制作した広島平
和祈念碑が立っている野外で行われてきましたが、今年は初めて一日中本格的雨天になっ
た為、すぐ脇の復活教会で急遽行われました。

今年は広島・長崎に原爆が落とされてから65年になるので、ニュルンベルグやフュルトに
滞在している日本人のかたがたの協力を得てたくさんの折り鶴を折り、公園の緑地に
2010
65の数にインスタレーションする準備を私達はしておりました。

ところが午後になっても雨は止まず,大急ぎで復活教会の祭壇の下にたくさんの折り鶴を並べま
した。また地元小学校生徒らが折ってくれたいろいろな形の鶴はロープに吊して,両側の壁面へ取
り付けました。開会18時までには、ぎりぎりのところでどうにか会場の準備が出来ました。

残念ながら今年はフュルト市の財政大赤字により案内状が郵送されなかったので、主にメールと
電話が通じる方々にしか連絡ができず、あいにくの雨天も重なり参加者は少ないかもしれないと懸
念しました。それでも毎年参加している心ある方々の多くが出席してくださり、教会は殆ど満席にな
りました。

最初にフュルト市のトーマス・ユング市長が核兵器や大量虐殺兵器の廃絶を求め65年前以上に
平和への努力を続けねばならないと訴え、引き続きフュルト市内の小学校生徒有志等が日本
の曲「さくら、さくら」を小ハープ、バイオリン、コーラスの順で披露しました。小さなハ
ープを演奏した子は
6歳児です。国際理解を深める授業で日本をテーマとし、この折り鶴を
準備しさくらの曲も練習したと、担任の先生が説明を入れました。

その後、在ミュンヘン日本総領事に替わって参加された鈴木康照副領事が御挨拶され、アメリカ
合衆国のバラック・オバマ大統領が「かつて冷戦時代に作られた原爆が非常に危険な負の遺産であ
る」と語り、それにより旧ソビエト連邦だけでなく広範囲での軍縮化交渉が大切である事を述べました。

たくさんの色とりどりの折り紙だけでなく、ここに参加した多くの人達をはじめ、市長やマレーネ・
ルプレヒト国会議員、ホルスト・アーノルド州議会議員もいっしょに「さくらさくら」の歌を唱いました。最
後にカトリック教会のゲオルグ・ディットリッヒ教区長が「たくさんの人命を犠牲にした攻撃から、人類
はなおかつ今日までも原爆を恐喝手段にしており少しも進化していない」と批判しその結びの後に、
沈黙の祈りがありました。

この文面を借りて、ミュンヘンからはるばる参加頂いた日本副領事、お手伝い頂いた日本人の方々
、小学校生徒や先生方へ、心から感謝の気持ちを述べさせて頂きます。

六歳児の演奏

折り鶴

小学校生徒合唱

バイオリン演奏

鈴木康照副領事挨拶

フュルト市長挨拶

pressNN5.8.2010

pressFN 7.8.2010

フェルト市の広島平和祈念式典2010

pressNN5.8.2010