The Minister of Foreign Affairs Prize

広報こまき 2010年2月1日号

        小牧市長 中野 直輝 巻頭言「おりおりに」 より

「大寒も終わりに近づき、厳しい冬も春に向かっています。冬至を境に日は伸びますが、
大気が暖まるには時間がかかり、寒さだけ一層つのる時季を「寒中」といいます。立春の
到来により寒中も終わり、キラキラと明るい春の光とともに暖かくなります。厳寒のシベ
リアでも軒の氷柱から最初の水滴の一雫が輝きながら落ちる頃を「光の春」と呼び、
生き物たちも活動を始めます。ところでパークアリーナの庭の「生き物」と題する人の
背丈ほどの石彫(四点)と、受付の「虹色の折鶴」と題する絵画をご存知ですか。
石彫は小牧市出身の加藤邦彦さん、絵画は妻である加藤温子さんの作品です。

 小牧市では2001年パークアリーナ完成記念に「いのちの尊さ」をテーマとする加藤
ご夫妻の2人展を開催し、関係者の寄贈に寄り、その作品の一部が現在も展示されています。
お二人は愛知県立芸大を卒業後ドイツ・ニュルンベルグ美術大学に学び、1971年以降
ドイツを拠点に広くヨーロッパで活躍されています。

このお二人が2009年、日本国外務大臣表彰を受賞されました。その理由は永年にわたる
すぐれた芸術活動、展覧会収入の難病に苦しむ人への寄付など人道支援、文化・平和活動に
よる日独の親善友好に対する貢献など、幅広いものです。

小牧市民にとっても大変誇らしく、その功績を広く顕彰し、お二人の一層のご活躍を
祈念するものです。」

2009年 日本国外務大臣賞授賞

小菅総領事御挨拶 ドイツ語

フュルト市立画廊
ミクシュ館長 解説 ドイツ語.

日本総領事館推薦文

小牧市ホームページ

「日本とドイツとの相互理解の促進に尽力されもってわが国と諸外国との友好親善に寄与しその功績顕著なものがあります。ここに深甚なる敬意を表するとともに表彰します。」

上記内容にて私達にとっては思いもしなかった外務大臣表彰を、二人の連名で生れ故郷の日本から受けることになり、2009915日にミュンヘンの日本国総領事公邸にて受領いたしました。すでに724日にミュンヘン植物園での展覧会オープニングや86日にフュルトでの広島長崎平和祈念式典で、小菅淳一・日本国総領事様のご挨拶の中で公にその報告がありましたが、本日改めて私達からも皆様へ感謝の意と共に報告させていただきます。

1976年からドイツに滞在している私達自らの芸術文化活動のみならず両国社会への貢献に着眼され、在ミュンヘン日本国総領事館から日本国外務省へ推薦されたとのことです。在ミュンヘン日本国の小菅淳一総領事様を始め文化担当の鈴木康照副領事様や、それ以前にもドイツでの日独友好に関する催しにご出席頂いた先代の総領事様各位へ、心から感謝の意を表します。この表彰は、私達のみでなくこれまで両国にて日独交流の催しに参加された数多くの方々のご親切な協力や励ましによる賜物と、私達は感じでおります。私達と一緒に日独友好に御尽力いただいた方々へも同時に、深く心よりお礼申し上げます。文化活動を基盤にする彫刻家と画家夫妻として、二人揃って外務省から表彰して頂いた事は、非常に大きな喜びと栄誉であります。

しかしながら私達にとっては、外務大臣表彰を受けるには、まだ早すぎるのではないかとも思っています。今後も文化活動を通して両国の友好への努力に、責任感もますます大きくなって行きます。今後ともに私達はできる限りの努力を続けて参りたいと思いますので、どうか皆様末永く宜しくお願い申し上げます。

ドイツ、フュルトにて皆様への感謝の意をもちまして、2009920日、加藤邦彦・温子