日本総領事館推薦文

加藤邦彦、温子夫妻は、1983年以来それぞれ独立の彫刻家、画家として在住地

であるバイエルン州フュルト市を中心に各地で展示会を行ってきており、フュルト市

文化賞を始め、各種の賞を受賞してきている。芸術活動の一環として、ザールブリュ

ッケン市の旧市庁舎で行った展覧会収入を小児癌・白血病に苦しむ児童の施設に寄付

することや、アイシンゲン市の国際障害者美術展に日本からの参加画家を紹介し、連

絡調整役を務めるなど、当地社会に貢献してきている。

  加藤夫妻の活動はこのような自身の職業を通じた文化交流貢献に留まらず、日独の

相互理解、友好親善の促進に大きな貢献を果たしている。中でも顕著なのは、198

3年以来、フュルト市は広島市長崎市と世界平和連帯都市同盟を調印後、毎年8月

6日に同市市長参加のもと原爆慰霊祭を行ってきており、加藤夫妻は市長室と連絡を

取りながら、式典の企画立案、各参加者の招待他、連絡調整役を務めてきている。加

藤邦彦氏は自身の作品として広島平和祈念碑を同市立公園に贈呈した他、2007年

にはフュルト千年祭の一環として、世界各国から「千通の平和メッセージを千年祭の

フュルトへ」をモットーに収集し、平和祈念碑前に置き、慰霊祭開催後は同市市立博

物館に収蔵。同慰霊祭には近年、在ミュンヘン日本国総領事も参加している。また2

009年2月には、ニュルンベルク市文化局主催のインターネットによる世界の学校

交流「ハローワールド・世界の旅」プロジェクトで、平和教育を理念とする広島市

美鈴が丘中学校とニュルンベルクのモッテッソーリ学校との交流に全面的に交流し、

その特別講演会として、被爆体験者である外林教授を招待し、「広島と平和」をテーマ
に被爆体験を生徒に語ってもらうことに成功した。加藤夫妻はこの機会を活用し、日本
の平和文化を伝える特別授業で、平和をテーマにした美術の授業も行った。

 この他、2005年以来開催されているフュルト市主催の日本文化事業である「桜祭
り」の企画立案、広報、参加者との連絡調整役としてイニシアチブを発揮するなど、フ
ュルト市を中心とした独の各地で日独文化交流の発展に貢献してきている。

 

(在ミュンヘン日本国総領事館から外務省への推薦文)