ドイツ便り 2006・3

3月に入り、フュルトは新たに雪となりました。それでも雪で白くなった中庭に面するアトリエの中では、今もう鉢植えのイチョウが発芽し始めています。

この発芽イチョウのように、私たちのドイツ滞在30年の替わり目から邦彦兄弟の協力により日本でスタートした私達のホームページは、月ごとの更新で成長しつつあります。

自然の素材をテーマに、邦彦は石と木で彫刻の「生き物のシリーズ」を、温子は自然界の眼に見える物・心に映る物のテーマを描き、相反する物の合一性を追って長い年月「イチョウ」もテーマとして絵画やインスタレーションの表現で創作活動を続けています。私達のホームページでは、これらの作品をいくつかまとめて、インターネット・アート・ギャラリーで紹介させて頂いております。

邦彦作品集の内容は、古い作品群から新しい作品群へ一新し、さらに特集欄の設置で、邦彦の「石の壁」や、温子のイチョウのシリーズ・1(石版画)とイチョウのシリーズ・2(油彩画)もホームページに新しく加わりました。そしてまた、イチョウの友の方々には、オランダの友人が開設しているイチョウページへも、そこからリンクできるようにしてあります。

私達のホームページ全体に順を追って見て頂ける様に改善され、今後ともホームページをご覧頂く皆様にお楽しみ頂けるよう努力して行きたいと思います。皆様からの率直なご意見やご感想もお待ちしております。

我家へは色々な方々がアトリエ訪問に来られます。作品を写真で見るだけでなく、実物を自分の眼で見たいと言われる人々は、冬場でもフュルトへ作品や私達に出会いにいらっしゃいます。そうした来客の中でも、3年間ミュンヘンの日本人学校で校長先生を務めておられる佐藤さんは、奥様が邦彦の兄のかつての高校での教え子であり本人も先生ですが、ご夫妻でたびたびフュルトへ訪問してくださいました。私達がミュンヘンを訪問する折は、御二人と一緒に美術館巡りをしたり、お宅に招いて頂いたり、大変親しくして頂き有り難うございました。また日本人学校の様子やドイツ滞在の出来事を生き生きとミュンヘン便りでメールして頂き、いつも楽しく読ませて頂きました。御二人は今月17日には、3年間の勤務を終えて日本へ帰国されます。今月の写真は、ご夫妻と邦彦石彫アトリエの前で撮ったものです。愛知県出身の佐藤ご夫妻と、フュルトで初めてお会いした時の記念に、このホームページで紹介させて頂くと共に、御二人の無事な御帰国と、日本でさらに教育活動におけるご健勝を心からお祈りしています。