(写真右上は東北被災地支援3.11ミニアチュール展へ創作したそれぞれの作品、それ以外は加藤邦彦の木彫新作)

節分を迎えやっと立春、これからだんだん日照時間が長くなるのは本当に嬉しいものです。

自然の明るさで制作できる時間が長くなっていくので、私達にとってありがたい事です。

千年祭から実をつけるようになったフュルト市立公園の広島記念碑脇の三本イチョウの
ギンナンから、三稜(さんりょう)の銀杏だけを選び、この3面に今まで描いた事もない
小さな絵を描き 上の自作俳句を書き込みました。

これらの作品と一緒に、アトリエの玄関先で毎年たくさん花を咲かせてくれた古いバラの
木の素材で制作したオブジェや絵も、東北被災地支援・愛媛の3.11展へ送ります。この
バラは数年前の水害工事でひどく痛められ、植え替え後は急激に衰えて2011年に枯死
してしまいました。「老木を植えかえるものでは無い」という事をよく耳にしますがまさに
その通りでした。しかしこの木の直径が3.11cm以内で、ちょうどこのテーマ作品になり
ました。3月11日に日本での3.11展覧会で生かされてくれる事を願っています。     
                                     
                                          加藤邦彦・温子

2013年 2月ドイツ便り

いちょうの実 ころがし詩作 夢つくり

三稜の ぎんなん託す 願い事

実を結ぶ いちょうの想い ふるさとへ

あの日から 願う復興 東北へ

流されし 跡にも芽吹く いちょうかな

在りし日の 思い出つなぐ 銀杏の樹

三つ銀杏 千年祭に 実をむすぶ

東西を 結ぶいちょうに 託す詩

(俳句・加藤温子)