2015年 2月 ドイツ便り

   
 加藤温子・油彩画「詩的な葉」2015  加藤邦彦・銀杏木彫「生き物」2015
 Atsuko KATO „Lyrische Blätter“ Öl auf Leinwand  Kunihiko KATO „Lebewesen-GH2015“ ( aus Ginkgo-Holz )

2015年は世界大戦終戦から70年、本来ならば我々皆感謝の気持ちで平和な世界の存続を
願いたい年であります。

しかし、1月早々からテロリストによる殺害事件勃発、遂に日本人2人の人質も殺害され、
亡くなられた方々の冥福を祈るばかりです。こちらは反イスラム集団が各地に台頭し、
またそれに対抗する集団勢力も増加しています。そこには現在の政治へのやり場のない憤懣を
貯めた人々も多く混じっており、社会的不穏が続いて天候だけでなく気持ちまで冷え冷えと
してきます。

暖冬で1月早々から発芽した銀杏の苗木を眺めつつ、今冬の心の冷えが少しでも暖まるような
絵を、と思いながらキャンヴァスへ描いてみました。「詩的な葉」は、東洋と西洋を結ぶ友情・
平和のしるしでもある銀杏の葉で、
3行詩風な背景の中に描きました。温子

ドイツの友人から頂いた銀杏材で制作した「生き物」は新年早々の木彫作品です。丸太の1
から彫り出した「生き物」で、たくさんの頭を持ち上げながら生き延びようとうごめいている
生命集団の様でもあり、また海の中の生物の様でもあります。この形のシリーズを昨年から
ずっと追いかけて制作しています。いつもは、ニレ、オーク、サクラなどの硬い素材で制作して
いますが、イチョウ材は柔らかく、ちょっとリンデンにも似た白っぽい素材です。邦彦

 今月2月末でhttp://www18.ocn.ne.jp/~bioartホームページが終わります。

来月からはhttp://www.bioart.justhpbs.jp/ の「ドイツ便り」の覧をご覧ください。