2016年2月 ドイツ便り

   
   

2月になり、暖かい冬のまま立春が過ぎました。
 26日から331日迄、私達はヴュルツブルグ郊外のフランケンワインの産地である
マイン河沿いの街・キッツィンゲンの市立博物館企画
にて、「自然の結びつき」2人展を
開催しています。この会場は
1895年に市議会により建立されたフランケン地方の最も古い
公立博物館のひとつです。当時は館内の
2つの部屋が市庁舎として使われていました。
そして第二次大戦中、博物館は国防基地にしまわれて在りました。

その後、大々的な修復工事でこの博物館内は現代化され、20074月からは再び博物館と
して、キッツィンゲンの歴史・産業史・文化史に関わる常設展が行われています。また
この地方の古い集落の歴史を紹介する分野もあります。この会場内の1階の
エントランス
ホール・展覧会場1・2・4展示室と、2階のシャウデポート特別展示空間および廊下の
5つの空間を使っての、キッツィンゲンでは初めての私達の特別展です。邦彦の彫刻
53点と
温子の絵画
37点の合計90点の作品を展示しています。古い出土品や調度品がなぜか新しい
彫刻の「生き物」や絵画と不思議にも呼応しあっています。歴史的にキッツィンゲンは、
日本とのつながりもある美しい街です。

医学教授であった父親を早く亡くしたフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトは、
のちに江戸時代の日本に滞在し長崎で西洋医学を日本へ伝えた著名人ですが、この若き甥に
教育や学費を援助したおじのヨアヒム・アルバート・ロッツはこの街で仕事をしていました。
シーボルトにとって父親代わりのかけがえない存在でした。シーボルトは日本の植物の
多様さに感動し、日本から西洋へたくさんの植物も伝えました。

私達の二人展では、それぞれ自然からのヒントを得てテーマにした作品を主に展示して
います。特に、邦彦はいろいろな自然石と様々な木の素材(カシ、ニレ、ブナ、トネリコ、
サクラ、ナシ、オリーブ、パウロブニア、スギ、マツ、プラム、銀杏など)で会場の
たくさんのショーケースを有意義に使って1木彫りした彫刻を展示しています。温子も
近年の主題である銀杏だけでなく、ほかの植物や自然とのコミュニケートもテーマに
含めた絵画を発表しています。


開館時間は、火・水・金は15~18時、木は15~20時、土・日は14~17

月曜休館

住所は、ランドヴェーア・シュトラーセ23番地、〒97318キッツィンゲン、電話09321929915

メールアドレスstephanie.nomayo@stadtßkitzingen.de ホームページwww.kitzingen.info/418.0.html