フュルト市広島平和祈念式典2008

ご招待

1845年8月広島・長崎・原爆投下による被害者の方々への追悼式典へ心からご招待申し上げます。

   8月6日、水曜日、18時、フュルト市立公園内広島平和祈念碑前

今年のフュルト市主催平和式典では、市立公園の復活教会にて、「平和」をモットーに広島の原爆を生き延び創作活動をされた片岡脩先生(
1932−1997)のポスター展を行います。平和ポスター展覧会は、入場無料で8月6日水曜から8月9日土曜日まで毎日復活教会で開催します。
1986年にフュルト市が広島・長崎と世界平和連帯都市同盟を提携した
記念に加藤邦彦(フュルト市文化賞受賞作家)により製作された広島平和祈念碑前(教会の東側)へ 上記の日時にお集まり下さい。
フュルト市は今後もなお、暴力の無い自由で平等な世界の為に義務・責任を果たす努力を続けます。
皆様にはこの平和式典へお集まり頂き、私から直接ご挨拶できます事を楽しみにしております。

                              Dr.トーマス・ユング

「平和ポスター」

 片岡 脩の平和ポスターには、2種の連作ポスターがあります。

「L」 「O」 「V」 「E」と、もう1つは「閃(セン)」「灼(シャク)」「炎(エン)」「焦(ショウ)」「生(セイ)」
の5枚連作ポスターです。
 広島に原爆が投下された1945年8月6日午前8時15分。その朝、広島市の上空には雲ひとつ
無い真夏の青空がひろがっていました。このポスターには、その日のことを「閃」「灼」「炎」「焦」「生」
の漢字5文字に象徴して表現したポスターです。
青空に広がった原子爆弾の「閃」光。「灼」きつくされた町。「炎」の中で倒れ、逃げ惑う人々。「焦」土
と化した町。そこから始まった「生」。それが 片岡 脩の生きるということです。

書き連ねられた漢字は、片岡のカリグラフィーによる般若心経です。般若心経とは仏教の教えを262文字に集約した経典(お釈迦様の教えを文字にしたもの)のことです。経典には「不変なもの」、「心理を述べたもの」という意味があります。262文字に、片岡は原爆で亡くなった人々に捧げる鎮魂を表現
しています。
                                                    八木 修

      

片岡 脩 略歴

 

1932年  広島に生まれる。

  1945年  広島県第一中学校1年の時、爆心地より800mにて
、        被爆、奇跡的に
生き残る。

  1958年  東京芸術大学美術学部デザイン選考を卒業。同年恒子
         氏と結婚。資生堂
宣伝部、サントリー宣伝部、早
         川良雄デザイン事務所を経て

  1966年  シウ・グラフィカINCを創設、主宰

  1967年  4月より愛知県立芸術大学に赴任、教授、評議員、芸
         術資料館館長、東北
工業大学非常勤講師。

  1997年  12月  歿。同年、勲三等旭日中綬章を授賞

 

  「ラブ・ピース ポスター展」

   1985年広島、1986年ニューヨーク、1987年仙台、19
   88年沖縄、199
0年ポーランド・ワルシャワ、1995年広島―
   東京―名古屋、2001年広島平和記念資料館に平和ポスター78点収蔵さ
   れる。

今年も86日は素晴らしい晴天になり、フュルト市の広島平和式典で広島出身の故・片岡脩先生の遺作
平和ポスター展を市立公園内・復活教会で開催でき、たくさんの参加者等が熱心に見入っておりました。

ミュンヘンから新しい日本総領事も、そして今回は初めてトルコ総領事も参加され、トルコ総領事は片
岡先生の平和ポスターを以前御覧になった事があると語っておりました。

この展覧会期間が86日から10日迄で大変短期間だったのを残念がる人々がほとんどでした。
昨日私たちはこの展覧会の後片付けを行いました。
あっという間に終了しましたが、この平和ポスター展を見た多くの方々が芳名禄へ記名し、とても良い
コメントが書かれていました。

来訪者の心にストレートに響く片岡先生の平和ポスター展を、今後もドイツで機会あるごとに実現させ
ていただこうと思っています。
片岡先生の奥様から、東京で同時開催された片岡脩のメッセージ・展覧会案内状が届き、自画像スケッチの案内状に大変懐かしい思いがしました。

復活教会へ展示

片岡脩平和ポスター展

フュルト戦没者碑と片岡氏略歴

片岡平和ポスター展

リヒテンベルグ市長と市民

平和ポスター展を見る市民

日本総領事がトルコ総領事に説明

フュルト副市長が挨拶

日本総領事挨拶

「広島の受難を忘れない」          

原爆撤廃の為1945年に広島へ原爆投下があった昨日は、たくさんの人々が集まりました。−その中にはミュンヘンから小菅淳一・日本総領事(写真・見台の人)、ニュルンベルグからサリム・カルタル・トルコ総領事も出席し、フュルト在住彫刻家・加藤邦彦作の市立公園にある広島平和祈念碑へ集合しました。この日からすぐ近くの復活教会にて広島出身芸術家・片岡脩個展が始まり、土曜日まで開催されています。イチョウの木々の下で、マルクス・ブラウン副市長は1985年当時の州議会の反対を押し切ってフュルト市が広島・長崎とドイツの平和連帯都市同盟を結んだ事を思い出しながら,原爆撤去以外の理性的判断は他にありえないと話しました。小菅総領事は,相互の努力で世界の経済的な差を無くす事が平和への希望につながると語りました。

「平和を祈念する大切なしるし」 

(写真は昨年千年祭に世界中から集った平和メッセージと,それを結ぶ魅力的ダンスで,フュルトから世界中へ発信した平和メッセージ・左と,片岡脩教授の平和ポスターの1つ「炎」・右)

広島の教訓はまさに明瞭で、核兵器は全人類の脅威です。1945年の原爆被爆者の方々への慰霊式典に、フュルト市は8618時、ニュルンベルガ−通り15番地の復活教会脇フュルト市立公園へ皆様をご招待します。

広島の原爆を奇跡的に生き抜き,平和をモットーに制作された芸術家・片岡脩教授(19321977)のポスター展を開催いたします。彼の表現力豊かな平和ポスターは、「Love愛」と,「SEN閃」など彼自らが負った当時の原爆体験を象徴的に表現し,仏教の経典を漢字で表現した多くのシリーズ作品が在ります。この仏教的伝統をもつ作品は彼独自の被爆者への鎮魂として表現されております。彼の作品展は86日水曜日から89日土曜日迄,開催しています。

オープニングの集合場所は、フュルト文化賞受賞者・加藤邦彦作の広島平和祈念碑前です。マルクス・ブラウン副市長、ミヒャエル・ヘヒシュテッター教区長の挨拶の間にフュルト音楽学校のアンサンブルによる演奏が入ります。

フュルト市は,広島・長崎との世界平和連帯同盟都市のひとつで,暴力の無い相互の人権を重んずる共生的社会を築く努力をしております。